《寄稿》日本とドイツで知名度がちがう漫画はこれだ!

雨宮さん

はじめまして、ドイツでフリーランスライターをやっている雨宮と申します。『ドイツ発 雨宮の迷走ニュース』(http://www.amamiyashion.com/)というブログを運営していて、まじめな記事ばかり書いています。

ですが実は、アニメも漫画も大好きです。

なので今回、うしらくさんが「アニメ、漫画関連で寄稿してください!」とお声をかけてくださって、本当にうれしかったんです! わたしのブログではなかなか書けないので!

わたしがドイツ在住ということもあって、テーマは「日本とドイツで知名度がちがう漫画」です。

ドイツの漫画文化はどんな感じ?

日本の漫画は、世界でも大人気です。いま男の子3人とキッチンをシェアしているのですが、そのうち2人はアニメ大好きです。大学ではとなりのベトナム人が銀の匙の英語版を読んでいたり、デュッセルドルフの日本祭りではコスプレをした人が大集結したり。

王道のポケモン、デジモンにはじまり、ONE PIECEやNARUTOが人気です。最近は、本屋さんで東京喰種や七つの大罪の漫画を多く見かけます。

外国人が「アニメ・漫画が好き」と言うと、「アニメや漫画が好きなら、この作品はもちろん知っているだろう」という体で話をしたりするのですが、意外に「これ知らないの!?」という作品があったりします。逆に、「そんな漫画どこから!?」と思うマイナー漫画が出てきたりも。

今回はうしらくさんのブログをお借りして、「ドイツと日本で知名度がちがう漫画」を紹介させていただきます!

わたしの個人的な経験則なので、「嘘つけ!」という反論はご遠慮くださいませ~! あくまでわたしのまわりのお話として読んでいただければうれしいです!

ドイツでは知られていない漫画

まず、一番驚いた「日本で有名だけどドイツじゃ無名」の漫画は、なんといってもこれ。スラダンです。

名言のオンパレード、最終巻で泣かずにはいられない伝説のスポーツ漫画、スラダン様です。ドイツではびっくりするほどだれも知らないんです。むしろ黒バスの方が有名です。

スラダン
▲スラムダンクのAmazonレビュー画面(ドイツ版)

ドイツ版アマゾンでスラダンの第一巻を見てみました。評価ひとりって……。ちなみにドイツでも大人気のデスノの1巻は、58人が評価していて、そのうち49人が★5をつけています。

お次は、るろ剣です。アニメは Samurai X なので、「サムライ エックス」なら伝わるかと思いきや、やっぱりだれも知りませんでした。

ニンジャが題材で海外でバカ受けしたNARUTOのように、サムライが題材のるろ剣もさぞかし人気かと思いきや、意外に反応ゼロでした。海外の人気漫画ランキングなんかではるろ剣も入っているので、ふしぎです。

彼氏に薦めてみたものの、「時代背景がよくわからない」とのこと。いわれてみれば、日本人があたりまえのように知っている幕末の予備知識がないと、つらいかもしれませんね。

スラダンは90年代前半、るろ剣は90年代後半の作品なので、単純に古いのもあるかもしれません。

HUNTER×HUNTERはそれなりの知名度があっても幽々白書はマイナーなので、2000年以降も漫画・アニメが続いている作品が強いのでしょうか。

『はじめの一歩』や『あしたのジョー』が無名なのも、古いからなのかもしれません。ドラゴンボールがオバケなだけですね。

この2つの漫画より知名度は落ちるものの、それでも日本では有名な、『金田一少年の事件簿』や『ヒカルの碁』なんかもマイナーです。

わたしは91年生まれなのですが、月曜日は夜ごはんを食べながら金田一→コナンを見ていたので、ちょっと残念です。コナンは有名なんですが。

ヒカルの碁も日本では有名で、囲碁ブームなんかを巻き起こしたわけですが、こっちで囲碁が受けないのは仕方ありませんね。

そういえば、ドイツの本屋でこち亀も見たことないですね。時事ネタが多いという点では銀魂もそうなんですが、ふしぎです。やっぱり新しい作品が人気なのかもしれません。

ドイツで有名だけど日本じゃそれなりの漫画

じゃあ逆にどの漫画がドイツで人気なの?」って気になりますよね。ワンピースやNARUTO、進撃の巨人や七つの大罪などの王道は、ドイツでも人気です。

ですが驚いたのが、ハガレンの知名度が案外高いこと。

日本でも有名ですが、「読んだことない」という人も結構いました。ですが、ドイツではフルメタル・アルケミストと言えば割と通じます。たぶん、るろ剣よりハガレンの方が知名度が高いです。たぶん。

少女マンガはというと、正直あんまり有名なのはありません。強いて言うなら、NANAやフルーツバスケット、CCさくらでしょうか。

そしてもうひとつ、大きなちがいがあります。

日本に興味がある女子の、BL漫画所持率の高さです。

もしかしたらわたしのまわりだけかもしれませんが、女の子が「マンガが好き」と言った場合、結構な確率でBLが含まれています。ドイツの本屋では、わたしが聞いたことのないようなBL作品がふつうに並んでいたりします。

ほかにも、パンドラハーツや黒執事などのちょっとゴスロリチックなのが人気だったり、日本とはまたちがった傾向があります。

日本とドイツで知名度がちがう漫画たち!

こうして並べてみると、ドイツで人気の作品は比較的新しいもの、特に2000年以降のものが多いですね。王道バトルものもそうなんですが、東京喰種や黒執事なんかの人気を見ると、ダークファンタジーっぽいのが受けるのかもしれません。

あとBLね、BL。忘れちゃいけません。

大きい駅(イメージ的には横浜)に入ってる本屋さんで立ち読みすると、男性同士の艶っとした表紙の漫画なんかがしれっと置いてあるので、びっくりします。

マイナーな作品でも、外国で受け入れられていると思うとうれしくなります。ですがスラムダンクやるろうに剣心の知名度が低いのは残念です。名作なんだけどなぁ……。

もしあなたが日本、特に漫画が好きな外国人と話す機会があれば、ぜひ日本や現地で有名な作品について話してみてくださいね!

そしてぜひ、わたしのブログ、『ドイツ発 雨宮の迷走ニュース』(http://www.amamiyashion.com/)にも遊びに来てくださいー!

うしらくの解説

わたし、うしらくの解説を最後に入れて締めくくります。

今回、雨宮さんに執筆をお願いした経緯は「ドイツで流行っている日本のアニメやマンガが知りたいな」と思ったから。まぁ、かなり単純な動機です(笑)。

というのもですね、わたしが25才の頃に福岡のシェアハウスでドイツ人と、アニメ『エヴァンゲリオン』について夜中まで熱弁したことがありまして。彼は日本のアニメが大好きで「秋葉原に行くために日本に来た!」と豪語していたんですよ。萌系のアニメも好きみたいでした(笑)。

日本のアニメやマンガが海外で愛されているという現実を目の前で見ることが出来て、とても嬉しかったです。まさか、エヴァの話でドイツ人と仲良くなれるとは思ってませんでしたし。サブカルは国境を越えるんだなと思いました。

そして、今のドイツではどんなマンガが流行っているんだろうと気になって、雨宮さんに記事を書いていただいたというのが一連の流れです。

いやー、まさかBLがドイツで人気だとは!全く予想してませんでした。ドイツ人の可愛らしい女の子が、BLを読みながらムフムフしているのかと思うと…何かこうイイですね(笑)。

あとは、るろ剣やスラムダンクがそんなに知名度がないのにもビックリ。飛天御剣流を「ヒテンミツルギスタイル」と読んだりとか、安西先生の名言「あきらめたらそこで、試合終了だよ。」をドイツ語で言ったりしないんですね…残念。

ハガレンは何か納得!世界観もキャラの名前も西洋な感じが多いし、錬金術ってのも海外で受け入れられやすそう。技を出す時の仕草もマネしやすいですしね。海外の人がハガレンのコスプレをしたら絶対に似合うと思う!

雨宮さんからドイツでのサブカル文化を教えてもらえて、わたし自身とても勉強になりました。というか、ドイツに行きたくなりました。そして、BLを読むドイツ人の女の子を遠くから眺めたい(笑)。

雨宮さん、貴重な記事を書いてくださって本当にありがとうございました!

ブログ『ドイツ発 雨宮の迷走ニュース』はこちらから

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