もっと評価されるべき!書店員おすすめのマンガ8選【随時更新】


ども。元書店員のうしらく(@ushiraku)です。

ぼくが書店員時代、つくづく思っていたことがありまして。

それは、「なんでこんなに面白いマンガが、売り場の奥の方に並べられてんだよ!」という怒りです。

書店では基本、売れ筋なマンガをメインに展開します。

  • 今話題のマンガ
  • アニメ化されたマンガ
  • 実写映画化されたマンガ

など。なにかしらのメディアで取り上げられているマンガが、売り場の一番目立つとこに平積みされています。

そうなると、店内は物理的にスペースが限られているので、メディアで取り上げられていないマンガは、どんどん奥の方の書棚に押しやられるんです。たとえその作品が、どんなに面白かろうとも。

ぼくのブログでは、そんな「メディアに取り上げられていないけど超名作なマンガ」を猛プッシュし、みなさんにお届けしたいという理念のもと、レビュー記事を書いています。

今回は、「もっと評価されるべき!」なマンガをご紹介しますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

この記事は、オススメなマンガを発掘する度に随時更新していきます!

もっと評価されるべき!元書店員おすすめのマンガ8選

では、熱意を込めて、もっと評価されるべきなマンガの魅力をお伝えしていきます。

1.えりちん『描かないマンガ家』

ぼくが愛してやまない作品『描かないマンガ家』。

こちらはタイトル通りのシンプルなストーリーで、主人公の渡部 勇大(わたなべ ゆうだい)がとにかくマンガを描かないというもの。

親に金を出してもらってマンガ専門学校に通っているくせに、とにかく言い訳ばかりして描かない。

挙句の果てに、同期の生徒たちのマンガにケチをつけ、自分のマンガ論(?)を語り始めます。まぁ、とにかく上から目線で人の作品にケチをつけるという。

が、そういった生ぬるい時間はずっと続くわけもなく、マンガの巻が進むに連れ、同期たちはどんどんデビューしていきます。そして、勇大は一人取り残されるというw

果たして、この勇大は最後の最後までマンガを描かないのか?

それとも、改心してマンガを描くのか?

進化し続ける漫画業界に新たなマンガ家が現れた。“描かないマンガ家”である!絶対にハズさないマンガ家・器根田刃(きねだ・やいば)先生のNEVER STARTING STORY!!

2.うめ『東京トイボックス』

熱血ゲームクリエイターマンガ。それが『東京トイボックス』。

主人公の天川 太陽(てんかわ たいよう)は、ゲーム制作会社のクリエイターにして社長。

面白いゲームを作る才能も情熱も持ちながらも、社長として会社を回す器じゃない。なので、いつも資金繰りに苦しんでいる。

ある日、大企業から派遣されてきたキャリアウーマン月山 星乃(つきやま ほしの)との出会いにより、太陽のゲーム会社は根本的なところから立て直すことになる。

才能だけじゃダメ。情熱だけじゃダメ。

ゲーム制作を事業として回していくために必要な「計画性」を取り入れなければ、会社として成り立たない。納期を守ってこそ、真のクリエイター。

ノリと勢いだけじゃどうにもならないこの社会の中で、それでも情熱に突き動かされるクリエイターたちの生き様に、ぼくは涙しました。

東京・秋葉原の弱小ゲーム制作会社スタジオG3。社長は「面白いゲーム」を作ることに全てを賭ける男・天川太陽。そこへ大企業のキャリアOL・月山星乃がG3の立て直しをすべく出向してくる。
結果を求める月山と理想を求める太陽、そして大手ゲーム会社による画策…。

3.うめ、 松永肇一『スティーブズ』

今や世界的企業として有名なアップルコンピュータ。

MacやiPhoneの生みの親とされる2人のスティーブ(スティーブ・ジョブズスティーブ・ウォズニアック)を描いた作品。

スティーブ・ジョブズを取り巻く時代や環境を細かく描きながらも、あくまでもフィクションとして物語が進んでいきます。

一番凄いのは作中の演出で、スティーブ・ジョブズがプレゼンをしだすと急に突風が吹いたり人が吹き飛ばされたりするところ。思わず「スーパーサイヤ人かっ!」と突っ込まざるをえないですw

でも、時代を突き動かすスティーブズを目の当たりにした人々は、まさに突風を感じたのかもしれません。

Mac、iPod、iPhone、iPad…世界を変え、世界を作った企業・アップルコンピュータ。今から約30年以上前、その中心にいたスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックは、まだ無名だった。二人の武器は圧倒的な向上心と探究心、そして遊び心。向かうところ敵だらけ、障害だらけの1970年代のシリコンバレーを舞台とした二人の革命に浸れ…熱狂せよ…!!

4.鈴木みそ『ナナのリテラシー』

女子高生にしてコンサルタントを学ぶ、許斐 七海(このみ ななみ)

職場体験として配属された会社「プロテクト」にて、天才コンサルタント山田 仁五郎(やまだ じんごろう)に師事しながら、とある中堅マンガ家のコンサルを担当することに。

沈みゆく出版業界の真実と、マンガ家の収入の現実を知り、七海はKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)…Amazonでのセルフ出版をコンサルとして進めていく。

先人のいないKDPの世界で苦戦しながらも、作業を進めていく七海。

果たして、中堅マンガ家は無事にセルフ出版できたのか?

そして、気になる印税収入は…?

職場体験のため怪しげな事務所の門を叩いた女子高生・許斐七海。
突然目に飛び込んだ半裸の「天才ITコンサルタント」のもと、彼女は新時代のビジネスの真髄を知る!

5.加藤山羊、矢樹純『あいの結婚相談所』

入会金200万円を払えば、どんな希望条件をも叶えてくれる結婚相談所。それが『あいの結婚相談所』。

一件、ぼったくりな金額を請求しているようにも見えるが、しかし、成約率は100%。本当に自分が希望した通りの相手が現れるのだった。

その秘密は、所長にして動物工学を専攻する藍野 真伍(あいの しんご)の思考法にあった。

彼は結婚を恋愛感情ではなく、あくまでも動物工学の視点から紐解く。そのため、つねに合理的に結婚相手を探すのだった。

いつかは冷める恋愛感情をとるか。それとも、長く続くかもしれない合理的な結婚を取るか。

このマンガを読むと、恋愛結婚ってかなりリスクが高いなと思うようになりましたね。

あなたが結婚相手に望むのは何でしょうか?
顔ですか、お金ですか、地位や名声ですか、安定ややすらぎですか、将来の保証ですか…それとも愛ですか?

6.イシノアヤ『椿びより』

草食系男子、椿くんの”ふんわり”とした日常を描いた作品。

ある日、幼なじみの平岩(男)と再会したところから、物語は始まる。

久しぶりに会った平岩はバツイチにして子持ちの、面倒見のいいパパになっていた。

平岩とその娘である史生(ふみお)、椿の3人で仲良く遊ぶ関係性になっていくのだが、実は椿の中ではある恋心が芽生えていた。

ゆるくふんわりとしつつも、ところどころにBL要素を含む本作は、独特の読後感があります。何というか、変な三角関係やなとw

「茶柱が立った、なんかいいコトありそう」都会に住むおひとりさま男子・椿太郎と幼なじみのバツイチ(ムスメつき)男・平岩との偶然の再会から、日常にささやかな変化が訪れる。平岩と史生の二人家族に椿くんが自然に溶け込み、少しずつ日々の彩りが増してゆく。人と人とのあたたかな交流とやさしい日常を細やかに描いたハートフルストーリー。

7.ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』

ヤマシタトモコさんの作品の中でも、かなり異色のマンガ『さんかく窓の外側は夜』。

この作風をひと言で言い表すならば、「BL+ホラー+BL」。基本、ホラーマンガなのに、わりとBL要素が詰まっているというw

霊が見えてしまう体質の三角(みかど)と、謎の霊能者:冷川(ひやかわ)が偶然に出会ってしまったところから、物語は始まる。

冷川は除霊能力はあるものの、幽霊がハッキリと見えるわけではない。一方で、三角はハッキリと霊が見えてしまう体質。

半ば強制的に「除霊のバイト」をさせられる三角だが、その除霊のしかたがとてもBLな感じなのだった。除霊のたびに、冷川が自分の体の中にぬぷぬぷと入ってくる…しかし、それが気持ちよくてやめられないという。

ホラーとBLが合体した傑作だと言ってもいい作品ですね。

書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決☆ 凸凹コンビの霊感エンタメ!

8.山崎 峰水、大塚 英志『黒鷺死体宅配便』

死体を宅配する会社『黒鷺死体宅配便』。

仏教大学の学生にしてイタコの能力を持つ青年、唐津 九郎(からつ くろう)。彼は、同じ大学に通う生徒たちと、とあるボランティアをしていた。

ボランティアのメンバーは全員、特殊能力の持ち主。ダウジング、エンバーミング、ハッキング、チャネリングなどの特技を生かし、死体を発掘するのだった。

ある日、唐津は死体から復讐を依頼される。その依頼の内容は、「自分の死体を、犯人のもとに届けてくれ」というもの。

かくして、唐津たちは死体の復讐を遂げるため、『黒鷺死体宅配便』を名乗って活動するようになる。

依頼者は死体。運ぶモノも死体。

イタコ、ダウジング、エンバーミング、ハッキング、チャネリング。それぞれ特技をもった仏教大学の学生5人が作ったのは、望まぬ形で死を迎えた依頼人の声を聞き、望み通りに埋葬する会社「黒鷺死体宅配便」。死体となった依頼人をどこにでも宅配します。

うしらく的まとめ

というわけで、「もっと評価されるべき!」なマンガたちを、魂込めてご紹介しました。

ここでピックアップした作品は、どれもぼくの人生観を大きく変えてくれたマンガです。

なんかこう、心の奥の方にグサッと刺さってくるような。心が揺さぶられるような。

なので、気になった作品があったら、ぜひ手にとって欲しいです!

きっと、あなたの人生観を変えるきっかけを与えてくれることでしょう。