ども。元書店員うしらく(@ushiraku)です。
人によって読書の楽しみ方は違うと思うけど、ぼくは以前から「読書は投資だ」という表現に違和感を感じていました。
今回は、投資的な読書がつまらない理由と、ぼくの読書術をお話しします。
投資的な読書がつまらないと思う2つ理由
まず、投資的な読書がつまらないと思う理由から、お話ししましょう。
結論から言うと、投資的な読書は本を「教材」としてしか捉えていないところが最大の理由です。
1.ノウハウ系はただのマニュアルでしかない
読書は投資だと声高々に唱える人たちは、主にビジネス書やノウハウ系の本を読んでる傾向にあります。
お金を払って本を買い、そのリターンとして本の中に書いてあるノウハウを得る。確かにこの考え方は投資です。
でも、読書の楽しみ方って、何かリターンがないといけないのでしょうか?
2.速読で”量”を消費して何が楽しいの?
投資として読書をするなら、読書量がかなり大事になってきます。少しでも多くのリターンを効率良く手にするために。
そこで出てくるのが速読です。言葉通り、本を早く読む術。
ぼくも一時期、速読を試してみました。確かに本を読むスピードは上がったけど、何というか読書が全く楽しく感じられませんでした。
機械的にページをめくる作業が、どうにも合いませんでしたね…。
物語を楽しむのがぼくの読書術
ビジネス書を速読するのとは対照的に、小説やラノベ、マンガは物語をじっくり楽しむのが最大の醍醐味です。
ここでは、ぼくの読書術について書いていきます。
小説やラノベの世界観にどっぷりと浸かるが楽しい
ぼくは基本的に、読書ペースが遅いです。じっくり、ぺらぺらとページをめくりたい派。
なので、最近はゆっくりと小説やラノベの世界観に浸かってます。
小説やラノベはビジネス書とは違い、実生活で役立つノウハウはありません。なので、投資のリターン回収率はほぼゼロに近い。
それでも、ぼくにとって物語を楽しむのが読書なんですよ。リターンとかいらないっす。
マンガの主人公たちに勇気をもらえる
物語を楽しむという意味合いだと、マンガも欠かせません。
マンガは特に、主人公から勇気を与えられます。
ぼくが好きなマンガは主人公が絶望から立ち直っていくストーリーが多いです。もしくはダメ人間のようなキャラが主人公のマンガ。
自分と主人公を重ね合わせるからこそ、物語を読み終えた後に、心地よい気分になれる。主人公と一緒に成長できた気がする。
マンガもまた実生活で役立つノウハウを得る機会は少ないけれど、生きる上での勇気をもらえるという点では、大切な存在です。
うしらくまとめ
小説やラノベ、マンガは物語の世界観にどっぷり浸かるのが最大の楽しみ方。読み終えた後のじーんとくる心地よさもまた、クセになります。
ゆっくりと時間をとれるときは、読書に投資的なリターンを求めず、ただただ本の世界観を楽しんでみませんか?