ども。元書店員のうしらく(@ushiraku)です!

ライトノベル『灰と幻想のグリムガル』。

この作品を読んでの、ぼくの感想は「絶望の中から這い上がってくる主人公たちに生きる勇気を与えられた」でした。胸アツ展開に、心を持ってかれましたね。

今しんどさを抱えてる人にこそ読んで欲しい。それが、ぼくが伝えたいメッセージの全てです。

灰と幻想のグリムガル/著:十文字青

あらすじ

おれたち、なんでこんなことやってるんだ……? ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。 生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま…… これは、灰の中から生まれる冒険譚。

主人公ハルヒロは、目が覚めると見知らぬ世界にいた。辺りは真っ暗で何も見えず、おまけに記憶もない。どこから来て、いまどこにいるのか分からないまま本編はスタートします。

ハルヒロと同じ場所に同じタイミングで11名の少年少女がいて、彼らもまた記憶喪失。かろうじて覚えているのは、それぞれの名前のみ。

初対面の彼らは謎の案内人にオルタナ辺境軍義勇兵団への入団を勧められます。そして、「義勇兵団として、この国で戦うこと」を命じられる。

「グリムガル」という謎の世界で、少年少女たちは生き残りをかけて戦っていくことになります。

謎の世界「グリムガル」はRPGやオンラインゲームの世界観に似ている

異世界なのかゲームの中なのか分からない「グリムガル」のシステムは、RPG(ロールプレイングゲーム)やオンラインゲームの世界観に酷似しています

だけど、ハルヒロ達はみんな記憶喪失なので、「グリムガル」のシステムが何かに似ていると思いつつも、思い出せない。結果、とりあえず生きていくために、「グリムガル」のシステムに従います。

まず最初に示されたのは、義勇兵として戦うこと。世界に巣食うモンスターを討伐し、兵団として役に立つこと。

ただ、戦闘経験のないハルヒロたちはすぐにモンスターを倒せるわけでもなく、弱い装備とスキルを元に、四苦八苦する毎日を送ることに。

何も持たない状態からスタートするところが、RPGのシステムに重なります

主人公ハルヒロは5人の仲間とともに戦っていく

主人公のハルヒロを筆頭とし、マナト、ユメ、シホル、ランタ、モグゾーの6人はパーティーを組むことに。

各自それぞれ職業(戦士や神官など)に就き、スキルを覚え、互いに補い合うスタイル。役割分担するところもまた、オンラインゲームのシステムに近いものがあります。

とはいえ、みんなまだ駆け出しなので使えるスキルも戦闘ですぐに役立つわけでもなく。モンスターの中でも最弱と思われるゴブリンを倒すのも精一杯。

でも、最初はバラバラだったチームワークが少しずつ機能しだし、メンバー同士気心しれたパーティーとして成長していきます。

悲惨な事件を機に、ハルヒロたちは生き抜くことを決意する

パーティーが成長し、軌道に乗りだした。そんな矢先、クエスト中にとある悲惨な事件が起こります

この事件はネタバレに繋がるので詳しくは伏せますが、ハルヒロたちにとっての心の希望がへし折られます。それも、いとも簡単に

絶望の淵に立たされたメンバーの心はバラバラになり、モンスターの戦闘も苦戦続き。何もかもが上手く行かないそんな最中…。

メリイというメンバーの加入により、パーティー内の雰囲気が一変。しかも、悪い方に。

メリイの加入により更にギスギスしたパーティーになるのだけど、それでもみんなで生き抜いていくため、時にぶつかり合いながらも互いに心の距離を縮める努力をしていきます

かつて、ハルヒロたちを襲った悲惨な事件。でも、彼らはそれに屈することなく、また立ち向かっていく。

命を賭けたその戦いに、胸がアツくなります!

生きるために、死を覚悟して戦うハルヒロたちに心打たれる

本書の最大の見所は「生きるために、理不尽に立ち向かうところ」にあります。

というのも、人って生きてるだけでお金がかかりますよね?

それは「グリムガル」で生きるハルヒロたちも同じで。飯を食うにも宿場に泊まるにもお金がかかる。武器や防具もそう。

でも、それらのお金はモンスターを殺さないと手に入らない。生きるために戦って、時にはモンスターから返り討ちにあって死ぬかもしれない。けど、死を覚悟して戦わなければ、毎日を生きることすら敵わない。

全てが理不尽な世界で、それでも懸命に生きようとする彼らに心打たれるんですよね。思わず「頑張れ」って言ってしまいます。

うしらくのまとめ

さて、ここまでアツく、『灰と幻想のグリムガル』の魅力について語ってきました。

この作品は、単なる異世界モノや転生モノではありません。「チート」や「俺TUEEE」もないし。ご都合主義がない。

あくまで、弱者が生き残っていくための物語なところが、面白いんですよね。

RPGやオンラインゲーム好きの人は絶対ハマるし、普段ゲームしない人でも「最近生きるのがしんどいわ」って思うことがあるのなら、是非手にとってほしい一冊です

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