最近、吉藤オリィさんの思考法に影響を受けている。
オリィさんは、ロボットコミュニケーターとして活動をされている方だ。
オリィさんの代表作は『OriHime』というロボットだと、個人的に思う。
ニュースでも話題になった、ロボットカフェのロボット。
こちらのロボットは自動操縦ではなく、遠隔で「人間」が操作している。
寝たきりで体が動かない人が、自宅のベッドから、このロボットを操縦し、カフェの中で飲食物を運んでいる。
冒頭で紹介した動画の中で、オリィさんはこう話す。
「孤独感の解消のカギは、友人(人数)+役割り」
孤独感は、2つの要素が重なり合ったときに発現するという考えかただ。
まず、一つ目。
友人の数が物理的に少ないと、当然ながら他者と関わる時間が減るので、考え方が偏る。
二つ目。役割りについて。
人は普段生きている中で「役割り」がある。
働いている人は、社内で部署や担当などの役割りがある。
結婚してる人は、夫もしくは妻という役割りがある。
ペットを飼っている人は、飼い主という役割りがある。
その役割りが「自分は誰か(何か)から必要とされてる感」を感じさせてくれて、孤独感は薄れる。
しかし、逆にいうと、その役割りがない人は孤独感を感じやすくやる。
心身もしくは精神面で障害があり、自宅から出られない場合、会社や学校に行けないため、それらの役割りを担うことはできない。
無職の人(ぼく含む)は、職に就いていないため、部署や担当などの役割りがない。
社会との接点がないと役割りがないため、孤独感を感じやすい。
これは、ホームレス支援の仕事をしていたときに、似たような感覚を感じていた。
ホームレスには、接する人も社会的な役割もない。
だから、当事者の方の中で、孤独感を感じる人が少なからずいたのだと思う。
話は逸れるけど、今日の午前中、YouTubeライブをやってみた。
題材は、自殺対策について。
60分近く一人喋りをしたものの、完全にすべってる感があった。
あの瞬間、ぼくは「YouTubeでの役割り」を感じられず、一人凹んでいたw
まぁ、そんなこんなで、就職するとぼくは「有職」となり、『社員』という役割を与えられることになる。
そんで、上司や同僚と接することで、人との接点も増えていくことになる。
でも、果たしてそれで、自分は孤独感を感じなくなるのだろうか?と、考えていた。
役割りだけじゃなくて、「やりがいのある何か」がないと、ぼくの場合は孤独感を解消できないような気がした。
これまでは、ブログやYouTubeをやっているときに、やりがいを感じることがあった。
でも、最近は「何をやったらいいか」や「何を発信したいのか」が分からなくなってきた。
ニーズリサーチとかすると、世間が求めている情報はわかる。
んだけども、そういうニーズの有無で運用するブログやYouTubeに疲れてしまった。
かつての「うしらく」という役割りが、もしかしたらもう終わりつつあるのかもしれない。
と、センチメンタルに考えた一日であった。