うしらく(@ushiraku)です。どもー!
九州コミティア2にナツキさんが出展されていたので、遊びに行ってきました。
九州コミティア2設営完了してました!
みなさまぜひ遊びに来てください〜(*´∀`*)#九州コミティア #九州コミティア2 pic.twitter.com/Gx912vjkBy— ナツキ@11/4九州コミティアN11 (@summer_treee) November 4, 2018
で、お目当てだったナツキさんの作品『絲遣い(いとつかい)』を、1~3巻までゲット!
この『絲遣い』が超面白いので、今回の記事では本作の感想を「ガチレビュー」形式で書いていきまする。
『絲遣い(いとつかい)』の世界観
いつの時代も、世の中の人間同士の関係は、全て「縁」でつながっている。
良縁も悪縁も、全て含めて「縁」。
その「縁」を繋ぐ、見えない「糸」を自由自在に扱う者を、人は『糸士』と呼んでいた。
本作『絲遣い(いとつかい)』は、とある糸士の物語。
『絲遣い(いとつかい)』のあらすじ
人里離れた山の中で暮らす、とある糸士。
名前は「白露(はくろ)」。
彼は、民のために働く糸士として知られていた。
そんな白露の元に、「椿(つばき)」という少女が訪ねてきたところから、この物語は始まる。
彼女は「婚約者との縁を切ってほしい」という依頼で白露の元を訪ねてきたのだが、白露は「無理だ」と言って椿を追い返す。
どうしても依頼を受けてほしい椿は強引に白露に頼み込むが、彼の口から出た言葉は……。
『死ぬぞ』
なぜ、糸を切るだけで椿は死ぬのか?
白露が糸切りを拒む理由とは?
『絲遣い(いとつかい)』の登場人物
ここでは、主人公の「白露」と「椿」について紹介します。
白露(はくろ)
「絲遣い(いとつかい)」の主人公 白露(画像)の本編と一切関係ないどうでもいい設定として
好きなもの:日本酒
っていうのがある pic.twitter.com/Txlm8fxCYU— ナツキ@11/4九州コミティアN11 (@summer_treee) October 22, 2018
人里離れた山中で暮らしながら、糸士としての仕事をしている。
外見は中学生くらいに見えるけど、実は20歳。
この、見た目と年齢が一致していないのには、とある理由があった……。
椿(つばき)
婚約者との縁を切ってもらうために白露の元を訪ねるも、あっさり断られる。
しかし、何度断られても諦めない椿。
縁を切るほどに嫌っている婚約者は一体、どんな人物なのか……?
『絲遣い(いとつかい)』が面白いと思うポイント
ぼくが本作『絲遣い(いとつかい)』を読んで一番面白いと思ったポイントは、世界観の設定ですね。
物語の主軸に「縁」を置いてるところが、本作の見どころ。
そして、その縁を形作っている「糸」を操る糸士が、刀を使って縁を切っていく様がとても格好良いんですよねー!
糸士の能力は、使い方次第では「独裁統治」することもできる
例えば糸士の力を使って、世の人々の全ての縁を好き勝手に切っていけば、大衆心理をその手に掴むことが可能になります。
で、縁を切られた被害者は独裁者の言いなりになるしかなく、帰る家も大切な家族も失くしてしまう。
肉体としては「生きている」のに、人間社会の中では「死んでいる」も同然。
なぜなら、もう大切な家族・恋人には会えず、嫌いな人の元で支配されるしかないから。
ある意味でいうと、殺されることよりも縁を切られることの方が「残酷」なのかもしれませんね。
『人の理性と欲の狭間』が垣間見える世界観だと思います。
今後の展開は?
現在(2018年11月4日時点)では、『絲遣い(いとつかい)』は第3巻まで発売されています。
そして、この物語は先があるそうな。
ぼくなりに今後の展開を(勝手に)予想してみたので、ここで書いてみます。
椿はどんな糸士になるのか?
まず、第2巻以降。
白露との縁あって、椿は「糸士見習い」になることを決意するのですが……。
ここから先、椿がどんな糸士になるのかが楽しみなんですよね。
基本的に糸士は、
- 刀を使って糸を切る
- 糸を使役できる
の能力が使えるとされています。
だけど、何かこう椿は別の能力を持ってそうだなーと、勝手に予想してます(笑)。
で、白露が「椿の名」に関して口にしたセリフが伏線っぽいな、と。
『椿の木は古来より神聖で厄を祓うと神社でも重宝されてきた。糸士は神道と縁深い。女の糸士にはよくつけられてきた―よかったな。似合いの名だ。』
『絲遣い(いとつかい)』第2巻より引用
「刀」も実は、厄祓いや神事に使われてきた道具なんですよね。
その厄祓いの道具を、厄祓いの名を持つ椿が手にするということは……。
「厄祓いの力が増幅するってことなんじゃない!?」と思うわけです。
椿は「糸を切らない糸士」になるのでは??
で、例えばだけど、椿が糸士として覚醒した場合は、「糸を切らない糸士」になるのではないかと。
つまり、縁を切ることなく「厄を祓う」だけの糸士。
そして、これにより白露が抱えている、とある問題も解決してくれそうな予感。
ふふふ、第4巻以降の物語が気になるぜ(笑)。
おわりに
はい、今回はナツキさんのマンガ作品『絲遣い(いとつかい)』の感想を書いてきました。
いやー、本作は読み返すほどに伏線が見つかるので、読めば読むほど面白さが倍増します。
あと、個人的には第2巻の表紙イラストが一番好きですね。
白露と椿が刀を構えてるところが、とても格好良いです!
通販もやってるよ!
ちなみに、『絲遣い(いとつかい)』を含めたナツキさんの作品は、通販でも購入できます。
今回、九州コミティア2に来られなかった人は、ぜひ通販の方でゲットしてみてくださいね!