縁を切られたら死ぬしかない!?マンガ『絲遣い(いとつかい)』の面白さを語らせてくれ!!

うしらく(@ushiraku)です。どもー!

九州コミティア2にナツキさんが出展されていたので、遊びに行ってきました。

で、お目当てだったナツキさんの作品『絲遣い(いとつかい)』を、1~3巻までゲット!

この『絲遣い』が超面白いので、今回の記事では本作の感想を「ガチレビュー」形式で書いていきまする。

本記事は、『絲遣い(いとつかい)』本編のネタバレ要素を含んでいます。

『絲遣い(いとつかい)』の世界観

いつの時代も、世の中の人間同士の関係は、全て「」でつながっている。

良縁も悪縁も、全て含めて「縁」。

その「縁」を繋ぐ、見えない「糸」を自由自在に扱う者を、人は『糸士』と呼んでいた

本作『絲遣い(いとつかい)』は、とある糸士の物語。

『絲遣い(いとつかい)』のあらすじ

人里離れた山の中で暮らす、とある糸士。

名前は「白露(はくろ)」。

彼は、民のために働く糸士として知られていた。

そんな白露の元に、「椿(つばき)」という少女が訪ねてきたところから、この物語は始まる。

彼女は「婚約者との縁を切ってほしい」という依頼で白露の元を訪ねてきたのだが、白露は「無理だ」と言って椿を追い返す。

どうしても依頼を受けてほしい椿は強引に白露に頼み込むが、彼の口から出た言葉は……。

死ぬぞ

なぜ、糸を切るだけで椿は死ぬのか?

白露が糸切りを拒む理由とは?

『絲遣い(いとつかい)』の登場人物

ここでは、主人公の「白露」と「椿」について紹介します。

白露(はくろ)

人里離れた山中で暮らしながら、糸士としての仕事をしている。

外見は中学生くらいに見えるけど、実は20歳。

この、見た目と年齢が一致していないのには、とある理由があった……。

椿(つばき)

婚約者との縁を切ってもらうために白露の元を訪ねるも、あっさり断られる。

しかし、何度断られても諦めない椿。

縁を切るほどに嫌っている婚約者は一体、どんな人物なのか……?

『絲遣い(いとつかい)』が面白いと思うポイント

ぼくが本作『絲遣い(いとつかい)』を読んで一番面白いと思ったポイントは、世界観の設定ですね。

物語の主軸に「縁」を置いてるところが、本作の見どころ

そして、その縁を形作っている「糸」を操る糸士が、刀を使って縁を切っていく様がとても格好良いんですよねー!

糸士の能力は、使い方次第では「独裁統治」することもできる

例えば糸士の力を使って、世の人々の全ての縁を好き勝手に切っていけば、大衆心理をその手に掴むことが可能になります。

で、縁を切られた被害者は独裁者の言いなりになるしかなく、帰る家も大切な家族も失くしてしまう。

肉体としては「生きている」のに、人間社会の中では「死んでいる」も同然

なぜなら、もう大切な家族・恋人には会えず、嫌いな人の元で支配されるしかないから。

ある意味でいうと、殺されることよりも縁を切られることの方が「残酷」なのかもしれませんね。

『人の理性と欲の狭間』が垣間見える世界観だと思います。

今後の展開は?

現在(2018年11月4日時点)では、『絲遣い(いとつかい)』は第3巻まで発売されています。

そして、この物語は先があるそうな。

ぼくなりに今後の展開を(勝手に)予想してみたので、ここで書いてみます。

椿はどんな糸士になるのか?

まず、第2巻以降。

白露との縁あって、椿は「糸士見習い」になることを決意するのですが……。

ここから先、椿がどんな糸士になるのかが楽しみなんですよね。

基本的に糸士は、

  1. 刀を使って糸を切る
  2. 糸を使役できる

の能力が使えるとされています。

だけど、何かこう椿は別の能力を持ってそうだなーと、勝手に予想してます(笑)。

で、白露が「椿の名」に関して口にしたセリフが伏線っぽいな、と。

椿の木は古来より神聖で厄を祓うと神社でも重宝されてきた。糸士は神道と縁深い。女の糸士にはよくつけられてきた―よかったな。似合いの名だ。』

『絲遣い(いとつかい)』第2巻より引用

「刀」も実は、厄祓いや神事に使われてきた道具なんですよね。

その厄祓いの道具を、厄祓いの名を持つ椿が手にするということは……。

厄祓いの力が増幅するってことなんじゃない!?」と思うわけです。

椿は「糸を切らない糸士」になるのでは??

で、例えばだけど、椿が糸士として覚醒した場合は、「糸を切らない糸士」になるのではないかと。

つまり、縁を切ることなく「厄を祓う」だけの糸士

そして、これにより白露が抱えている、とある問題も解決してくれそうな予感。

ふふふ、第4巻以降の物語が気になるぜ(笑)。

おわりに

はい、今回はナツキさんのマンガ作品『絲遣い(いとつかい)』の感想を書いてきました。

いやー、本作は読み返すほどに伏線が見つかるので、読めば読むほど面白さが倍増します。

あと、個人的には第2巻の表紙イラストが一番好きですね。

白露と椿が刀を構えてるところが、とても格好良いです!

通販もやってるよ!

ちなみに、『絲遣い(いとつかい)』を含めたナツキさんの作品は、通販でも購入できます。

今回、九州コミティア2に来られなかった人は、ぜひ通販の方でゲットしてみてくださいね!

ナツキさんの作品はこちらから購入できます

ABOUTこの記事をかいた人

「うつ予防」の悩み相談屋。25歳で躁うつを発症し、自殺未遂→日本のうつ・自殺問題について海外テレビから取材→リハビリ生活を経て社会復帰→年間100件以上の人生相談にのりながら、「うつにならない社会」を作るために情報発信をしています。