うしらくです、どうも!
日々の生活で、ストレスを感じることはありませんか?
- 職場の上司に怒られてイライラする
- 仕事のプレゼンでミスってクヨクヨ落ち込んでいる
など、社会人なら誰しもが経験することです。
で、これらのストレスを抱えたとき、あなたならどう対処しますか?
- イライラを忘れるためにやけ酒をする
- クヨクヨ落ち込む自分が女々しくて責めてしまう
- 無理にポジティブ思考しようとして疲れる
などの行動をとってはいないでしょうか?
実は、これらの行動は逆効果なんです。
それは、なぜなのか?
今回の記事では、
- 感情の仕組み
- 感情との正しい付き合い方
- 無理せずできるストレス対策法
について、紹介します。
臨床心理士の方が監修した本を参考にしているため、心理学的な観点から見て効果のあるストレス対策法です。
イライラやストレスを感じるのは「本能」レベルで自然なもの
今回参考にした本は、『心が元気になる本〈1〉イライラ、クヨクヨどうすればいいの?―悩む・いらつく・心のしくみ』です。
臨床心理士やスクールカウンセラーの方々が執筆に携わっているため、心理学的な観点から「心」について書かれています。
本書は小学生向けの本ではあるけど、社会人が読んでもかなり勉強になりますね。
特に、メンタルヘルスについてあまり馴染みがない人は、入門書として読むのがオススメです。
人間社会という「群れ」で暮らす以上、ストレスをゼロにすることはできない
この世の中は、どこもかしこも人だらけ。
というよりも、人がいるからこそ社会が成り立っていますよね。
例えば、ぼくらが普段お米を美味しく食べられてるのは、農家さんやお米を運搬してくれるドライバーさんのおかげでもあるわけですし。
風邪を引いたときにちゃんとした治療を受けられるのは、医師や看護師、薬剤師の方たちがいてくれるおかげです。
ただ、会社や学校など、複数の人が「クローズドな場」に集まったときは、人間関係での煩わしさが出てきます。
動物社会でいう「群れ」の中で生活するわけなので、群れの決まりなどを守らないといけません。
そして、同じ群れの中にいる、同族とも付き合っていかないといけませんよね。
どのようなときに、イライラ・クヨクヨするのか?
人によって、イライラやクヨクヨのポイントは違いますが、よくあるのが
- 仕事で上司から「早くしてくれ」と言われてイライラする
- プレゼンで失敗してクヨクヨ落ち込んでいる
- 同僚にあいさつしたのに無視された気がして悲しい
的なのが挙げられます。
ぼく自身、上に挙げたのは、どれも経験済みですし。
イライラやクヨクヨといった感情は「悪いもの」なのか?
イライラやクヨクヨといった感情は、人間に本能として備わっているものなので、自然なものです。
犬や猫だって、怒りの感情むき出しで吠えたり、驚いたときにはビクビク体を震わしたりしますし。
でも、なぜか人間は、そうしたイライラやクヨクヨを「悪いもの」だと決めつけて、排除しようとするんです。
もっというと、無理にポジティブ思考しようとする人もいますよね。
現に、書店に行くと「ポジティブ思考の本」は、棚にめっちゃ並んでます。
感情や「気持ち」は生理現象
本書では、イライラやクヨクヨなどの「気持ち」は、生理現象と解説されています。
生理現象とは、
- 気温が高い場所にいると自然と汗をかく
- 危険な場面に遭遇すると怖いと感じる
など、自分でコントロールできない領域のこと。
例えば、気温が高い場所にいて
と強く念じても、汗をかかないようにするのは無理ですよね?
災害時など非常事態に、
ともならないはずです。
イライラやクヨクヨも、これらと同じ生理現象。
なので、イライラしたときに
とか、クヨクヨしたときに
と思ったとしても、イライラやクヨクヨがおさまる訳ではありません。
なぜなら、イライラやクヨクヨといった「気持ち・感情」もコントロール不能な生理現象だから。
つまるところ、気持ちや感情をコントロールしようとすればするほど、より感情が不安定になってしまうんです。
気持ちや感情との正しい付き合い方
ぶっちゃけ、気持ちや感情との「正しい付き合い方」というのはありません。
先程も挙げたように、生理現象だから。
- 汗をかくときの「正しい」汗のかき方
- 怖いと感じたときの「正しい」怖がり方
上記2つも、「正しい」付き合い方ってのがないですよね?
なので、イライラやクヨクヨといった気持ち・感情にも、「正しい付き合い方」はないんです。
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
イライラやクヨクヨはそのまま表現すること
イライラしたときは素直に、「イライラした!」と認識しましょう。
クヨクヨしたときは素直に、「クヨクヨした…」と認識しましょう。
それだけでいいんです。
だって、楽しいときや笑ってるときに、無理して
- 「おれは今別に楽しくない!」とか
- 「笑いをこらえなければ!」とか
思ったとしても、楽しいときは楽しいし、笑ってるときは笑いが止まるまで待つしかないですよね?
喜怒哀楽の、「喜」と「楽」はこうやって素直に受け入れてるのに、なぜか「怒」と「哀」だけは排除しようとする人が多いんですよね。
なので、感情との正しい付き合い方がない以上、
- イライラはそのままイライラとして感じる
- クヨクヨはそのままクヨクヨとして感じる
のが自然なことなんです。
無理せずできるストレス対策法
と、ここまで書いた「気持ち・感情」の仕組みと付き合い方を踏まえた上で、オススメのストレス解消法を5つ紹介します。
- 一旦、その場を離れる
- 今の感情を相手に伝える
- 紙に書き出す
- 座禅や瞑想を取り入れる
- 他者に相談する
では、一つずつ見ていきましょう。
一旦、その場を離れる
仕事で上司にイライラしたときは、一旦席を外すのがオススメです。
トイレに行くなど、ほんの少しの時間でもいいので、「その場を離れる」と冷静になれます。
冷たい水で顔を洗うのもいいですね。
今の感情を相手に伝える
少し難易度が高いかもですが、イライラやクヨクヨなど「今私は○○なように感じている」と、相手に直接伝えるのも効果があります。
例えば、仕事のプレゼンで失敗してクヨクヨしてる時、上司や同僚に素直に
と伝えるだけでも、心が楽になりますよ。
「感情を外に出す」というのがコツです。
思っていることをすべて紙に書き出す
「感情を外に出す」の、もう一つの方法は紙に書き出すことですね。
なぐり書きでもいいので、その時思ったことや感じたことを、気が済むまで書きまくってみてください。
ぼくはこの紙に書き出すのが習慣になっていて、すごく心が落ち着きます。
書きなぐった紙を翌日見返してみると、
と、客観的な視点で、自分を見つめ直せますので。
座禅や瞑想を取り入れる
座禅や瞑想と聞くと、難しく感じるかもしれません。
が、やり方は簡単です。
夜寝る前に5分間だけでいいので、目をつむって呼吸に集中してみてください。
雑念が浮かんできたら、そのまま雑念しておきましょう。
集中できる・できないことに対して、「いい・悪い」をつけないのがポイントです。
他者に相談する
ストレスを和らげるのに一番いいのは、他者に相談することです。
家族や友人、知人など身近にいる人に相談するのが、一番簡単ですが。
ただ、
- 身近にいる人だからこそ相談しづらい
- 友達にネガティブな思いをさせたくない
- 家族に弱音を吐きたくない
という人も多いかと思います。
ぼく自身、過去にそうでしたし。
なので、そういった方はあえて「第三者」に相談するのも、選択肢の一つとしてアリかと思います。
第三者だと「利害関係」もないし、客観的なアドバイスも貰いやすいですし。
今の時代はネットが発達したおかげで、オンラインで「人と会わずに」相談できるのがメリットとしてありますよね。
ぼく自身、そういった「身近な人に相談できない人たち」の相談にのってるので、
- このもやもやを吐き出したい!
- 誰かに聞いてほしい!
という方は、ぼくに話を聞かせてください。
うしらく的まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回の記事で紹介したのは、
- 感情の仕組み
- 感情との正しい付き合い方
- 無理せずできるストレス対策法
の3つでした。
嫌な気持ちや感情に対して、少しだけ「捉え方」が変わったのではないでしょうか?
また、そういった嫌な気持ちや感情・ストレスと上手く付き合うには、それらを排除せず、向き合うことが大切です。
その上で、ストレス解消法を試すことにより、冷静な自分になって、目の前の物事に対処できるようになります。
今後もストレスコーピングについての記事を書いていきますので、あわせてお読みいただけると嬉しいです!