まるで飼い殺し!? 障害者公務員には仕事がない!!

うしらくです、どうも!

障害者雇用枠の地方公務員として働きだして、早くも一ヶ月が経ちました

入社前は「公務員としての安定」に夢を抱き、ワクワクしていたのですが、最近はなんか違うなーと思いつつあります。

その理由のひとつに、「仕事がない」が挙げられる。

いや、全く仕事がないわけではないんですがね。

うしらく
「雑用」しかないんですよ。マジで。

今回の記事では「障害者公務員の仕事のなさ」について語りつつ、この先どういう舵取りをすれば自分らしく働けるのかについて考えをまとめてみます。

  1. これから障害者雇用枠の公務員を目指している人
  2. 障害者雇用の公務員の仕事に興味のある人

上記2つに当てはまる人たちにとって、何かしら参考にしてもらえたら嬉しいです。

うしらくは2019年4月1日から障害者公務員になった

ぼくが障害者雇用枠で地方公務員になったのは、2019年4月1日。

この記事を書いてる今日が2019年4月30日なので、約一ヶ月間就労していることになります。

うしらく
新しい職場に身も心も慣れてないけど、どうにか頑張って働いてます。

さて、早速本題に入っていきましょうか。

障害者公務員の仕事は「雑用」しかない

ぼくが現在担当している業務は、以下の通りです。

  • 書類のスキャン
  • 書類のコピー
  • 書類のシュレッダー
  • ワードファイルの編集
  • 待機(笑)

大きく分けるとこんな感じです。

基本的に雑用業務は午前中に終わるため、午後はやることがないんですよね。

なので、日によっては午後以降は「待機」させられています。

うしらく
いや、やることがない時間帯ってのは、どうしようもなく眠いですね。

時間の経過もめっちゃゆっくりに感じられるので、早く終業時間がこないかなと、何度も時計を確認してます。

「待機」の時間がめっちゃムダじゃね?

仕事内容が雑用しかないのは、まぁ仕方ないと割り切れます。

ただ、仕事がなくて「待機」させられてる時間が、めっちゃムダな時間にしか感じられない。

社内用のパソコンはインターネットが「アクセス制限」されているので、ネットサーフィンとかもできないし。

うしらく
パソコンで見られるのは、役所内のイントラネットか、社内掲示板くらいですw

結局、何もすることがないので、役所で配布される資料に目を通したりしてる。何度も同じ資料を。

法定雇用率を満たすため「だけ」に障害者を雇用したのでは?

2018年~2019年にかけて、行政の障害者雇用水増しニュースをよく目にしました。

水増し対象になった機関は人員を異動・処分し、新しく障害者の雇用をするようになった。

ただ、このとき思ったのが、なぜそんなに大量雇用できるのか?という点。

そんなにたくさんの人を雇ったとして、割り振る仕事があるのか?と。

罰則から逃れるため、法定雇用率を満たすためだけに障害者を雇用したのでは?と、ぼくは勘ぐってしまいます。

うしらく
まぁ、あくまでもぼくの予想なので、ちゃんとした根拠はないのだけど。
ポイント
大量雇用した副作用として、障害者にわりふる仕事がない。

AI導入・仕事の自動化で障害者公務員の仕事はなくなる

さきほど、ぼくの仕事は「雑用」だらけとお話しました。

で、ぼくがやってるような雑用は、今後AIが導入され仕事が自動化されていくと、真っ先になくなっていくでしょう。

まず、紙の書類が全てデジタル化したら、

  1. スキャン
  2. コピー
  3. シュレッダー

の3つの雑用がなくなります。

ワードファイルの編集もほとんどテンプレ化・自動化にすれば、担当する人員は最小限ですむ。

ぶっちゃけ、今いる人員を「半分カット」しても、仕事が回っていくような未来になると思うんですよね。

うしらく
そうなったら、雑用担当のぼくはすぐにクビになることでしょう。

代わりがきく仕事はまた別の人員を雇えばいい

もし仮に仕事の自動化が失敗したとしても、そのときはまた新たな人材を雇えばいい。

雑用の仕事だったら誰でもできるので、誰を雇っても成果は対して変わらないので。

過去の人材を再雇用することもあるかもですが、まぁどうなんでしょうね。

うしらく
年齢が若くて優秀、障害の程度が軽い人が有利に立つんじゃないかな。
ポイント
AI導入・仕事の自動化で、障害者公務員は居場所がなくなる。

精神障害者でも自分の未来は自分で切り開く!

まぁ、ここまでわりとネガティブな話をしてきたけど、ぼくは別に悲観視してるわけじゃあないんですよ。

むしろ逆で、こんな時代だからこそ、障害者は手に職をつけるのがいいと思っている。

具体的には、まだぼく自身も考えがまとまっていないけど、健常者にできない仕事を担っていけば勝機はあると思っています。

スキルアップをして専門職を目指す

今パッと思いつくのは、「相談にのる仕事」かな。

ぼくは現在ホームレス支援のボランティアをしてるのだけど、人と人とが関わる仕事って、AIでは代用できないんですよね。

特に、

  • 生活に困ってる人の悩みを聞く
  • 当事者に必要な支援策を考える
  • 当事者のアフターフォローをする

ってのは、強いニーズがあるのに、人手が足りていないから。

うしらく
マニュアルや自動対応では解決できない仕事は、今後も残り続けると思う。

対人支援はお金になりにくいけど、社会的意義があるから頑張れる

生活に困ってる人を対象にした支援事業は、ハッキリいってお金になりにくいです。

なぜなら、サービスの受け手(生活に困ってる人)がお金を持っていないから。

でも、仕事を通して社会が良くなるのなら、意義があると思うんですよね。

情けは人の為ならず』ってことわざにもある通り。

情けは人の為ならず

人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。

引用元:コトバンク

ポイント
対人支援などの仕事は、今後も根づよいニーズがある。

うしらく的まとめ

雑用的な仕事を何年、何十年続けたとしても、自分のためにはならない。これは断言できる。

かといって、今すぐ別の仕事(専門的な業務)ができるわけでもない。

であるならば、今のルーティン的な雑用仕事を続けながらプライベートの時間を「自分磨き」にあて、2~3年後に自分の希望する職につくのがいい。

まぁ、どんな経験もムダにはならないし逆にブログのネタになるので、今の仕事はしばらく続けるけどね。

ABOUTこの記事をかいた人

「うつ予防」の悩み相談屋。25歳で躁うつを発症し、自殺未遂→日本のうつ・自殺問題について海外テレビから取材→リハビリ生活を経て社会復帰→年間100件以上の人生相談にのりながら、「うつにならない社会」を作るために情報発信をしています。