就活で現実逃避するな! 精神障害に100%理解のある会社なんて存在しない件【障害者雇用】

うしらく(@ushiraku)です。どもー!

LINE@に寄せられる悩みの中で、こういうものがある。

相談者
精神障害に理解のある職場で働きたいです!どうやって探せばいいでしょうか?
うしらく
いや、そんな会社ないっすよ。むしろ、ぼくの方が知りたい件。

と、精神障害者雇用に対して「根拠のない希望」を持っている人がいるのだ。

ぼくは障害をオープンにして約3年間近く働いているけど、ぶっちゃけどの職場にも「欠点」は存在する。

つまり、障害者雇用だからといって、障害を100%理解してくれる会社など存在しないのだ

そもそも、何をもって「精神障害を理解してくれる会社」と呼ぶのか?

まず考えてほしいのが、何をもって「精神障害を理解してくれる会社」とするのかという基準だ。

  • 仕事内容
  • シフト(勤務日数)
  • 欠勤や早退
  • 人間関係
  • 通勤の負担

など。

働く上で、障害に負担になるものはたくさんある。

しかし、これら全てに対して「理解」してくれる会社は存在しない

なぜなら、どの会社にもカバーできる部分と、そうでない部分があるから。

どの職場にも必ず「欠点」は存在する

ぼく自身、今働いている就労継続支援A型事業所(A型作業所)でも、もちろん不満はある。

仕事内容自体は楽しいのだけど、一緒に仕事をする同僚との関係性がうっとうしいのだ。

端的に言うと、職場での人間関係に不満を持っている。

しかし、この「欠点」は直しようがない。

うしらく
同僚が退職しない限りはねー。

どの職場でも、人間関係に不満はつきもの

とはいえ、この人間関係に関する問題は、健常者の職場でも同じだろう。

上司や同僚、もしくはお得意先との関係性に悩む人は、一定数いると思うから。

また、人間関係は入れ替わりがつきもの。

苦手だった同僚がやっと退職したと思ったら、また別の苦手な新入社員が入社してきたりもするし。

効率的に就活・転職するのなら「第一希望の条件」以外は全て捨てること

人によって、職探しの条件は違うと思う。

ぼくの場合は、「仕事内容」を最優先にして職探しをした

自分にとってプラスになりそうな業種、これまでの経験を活かせそうな職種を第一希望として探した。

逆に、それ以外の条件は全て捨てた

  • 勤務日数や時間帯
  • 通勤の距離
  • 給与の金額
  • 人間関係

などなど。

仕事内容が自分の希望するものならば、それ以外のことはどうでもいいと思ったからだ。

まぁ、今の職場で約半年間働いてみて、不満はもちろんあるけれど。

でも、仕事選びで後悔はしていない

うしらく的まとめ

精神障害に対して配慮のある会社の数は、まだまだ多くはないのかもしれない。

でも、だからといって、就職できないわけではない。

就活や転職活動が上手くいかない人は、おそらく「希望条件」がたくさんありすぎるんじゃないかなと思う。

ぼく的に、条件さえ選ばなければ、普通に仕事に就けると実感しているから。

とりあえず、第一希望だけを決めて、他の条件を捨てて職探しをすることをオススメする。

あと、障害をオープンにしてストレスフリーで働くには「ある考え方」が必要だ。

この件に関しては下記の記事で触れているので、合わせて読んでもらえると幸いだ。

関連記事:もう2度と後悔しない! 精神障害を活かして働くための『うしらく式仕事術』

ABOUTこの記事をかいた人

「うつ予防」の悩み相談屋。25歳で躁うつを発症し、自殺未遂→日本のうつ・自殺問題について海外テレビから取材→リハビリ生活を経て社会復帰→年間100件以上の人生相談にのりながら、「うつにならない社会」を作るために情報発信をしています。