うしらく(@ushiraku)です。どもー!
最近、LINE@の方で「精神障害と働き方」について相談にのることが多いので、記事としてまとめています。
今回の記事は、就労継続支援B型事業所(B型作業所)のメリット・デメリットについてです。
ぼくは以前、就労継続支援B型事業所で約半年間、働いていました。
その時の経験を元に、就労継続支援B型事業所を利用する上で「知っておいてほしいこと」をこれからお話します。
就労継続支援B型事業(B型作業所)とは?
通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき,就労の機会を提供するとともに,生産活動その他の活動の機会の提供を通じて,その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業の事を言います。
雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。
就労継続支援B型事業所は、雇用契約を結ばずに短時間で働ける事業所です。
仕事内容は「軽作業」がメインで、給与は「工賃」として支払われます。
就労継続支援については下記の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読み下さい!
就労継続支援B型事業所(B型作業所)のデメリット3つ
さて、まずは就労継続支援B型事業所のデメリットからお話しましょう。
1.給与(工賃)の金額が少ない
一番のデメリットは、やはり給与の安さでしょう。
金額の基準は事業所によりけりですが、ぼくが働いていた職場では「日給1,000円」でした。
なので、週5日(月20日間)出勤したとしても、給与の合計は2万円くらいです。
まぁ、お小遣い程度にはなるけど、ぼくみたいに一人暮らししてる身としては、生活の足しにはならないですね。
2.作業内容が単調でつまらない
就労継続支援B型事業では、どの事業所でも「軽作業」が仕事として割りふられているようです。
ぼくが通っていた事業所では、電化製品に使うフィルターの袋詰め業務をやっていました。
地味で単調な作業なので、なんかこう「物足りない感」が強かったですね。
3.どの軽作業も「スキルアップ」にはならない
単調な軽作業は、ぶっちゃけスキルアップには繋がりません。
例えば、一般就労を見据えた時に、フィルターの袋詰めスキルは役に立たないですからね。
就労継続支援B型事業所は、あくまでも「日中活動」をする場。
なので、スキルアップしたい人は、帰宅後に独学で何か勉強しましょう。
就労継続支援B型事業所(B型作業所)のメリット3つ
次に、就労継続支援B型事業所のメリットについてお話します。
1.無理せず働ける
軽作業では体力仕事がないので、自分の病状に負荷をかけずに働けます。
また、勤務時間も2~4時間程度なので、時間の面でも無理のない働き方が出来ます。
体調が悪い時は「早退」してもいいですし。
2.体調に合わせて勤務日数を調整できる
人によって、病状の重さは様々。
そういった事情を汲み取り、就労継続支援B型事業所では「勤務日数」をその都度調整することが出来ます。
- 週1日の出勤でもOK
- 週5日の出勤でもOK
ぼくの場合、最初は週2日勤務からスタートし、徐々に勤務日数を増やしていきました。
自分の体調に合わせて勤務日数の調整が出来るのは、とてもありがたいですね。
3.社会活動へのステップアップができる
ぼくは、就労継続支援B型事業所に通う前までは、自宅で引きこもった生活を送っていました。
友達が少ないので誰かと会話することもないし、ほとんど外出もしなかったし。
なので、ぶっちゃけ就労継続支援B型事業所に行くまでは、かなり不安だったんですよね。
でも、通い始めてみると、そういった不安は杞憂に過ぎませんでした。
こうやって少しずつ「社会」に慣れていくことが、社会活動へのステップアップとして大切なことだと思います。
うしらく的まとめ
はい、ここまでダーッと就労継続支援B型事業所での就労について、お話ししてきました。
B型の仕事内容は単調な作業で、確かに退屈です。うん。
でも、ぼくはメリットの方が多いかなーと思っています。
結局の所、就労継続支援B型事業所での就労を活かすも殺すも、自分自身なんですよね。
- 単調でつまらないと思うか
- 社会活動への第一歩と思うか
どう捉えるかによって、今後の働き方に大きな差が出るでしょう。
今、この記事を読んでくれているあなたは、もしかしたら家に引きこもって鬱々とした毎日を送っているかもしれません。
でも、そんな自分を変えるには、何か行動することが必要です。
そのための第一歩として、就労継続支援B型事業所を利用してみてはどうでしょうか?
- 短い時間での就労
- 体に負担をかけない軽作業
- 他人とのコミュニケーションの練習
小さなハードルを少しずつクリアしていった先には、今とは違う景色が見えますよ。ぼくが保証します。
なので、まずは就労継続支援B型事業所に見学・体験に行くことを第一歩としてみてください!