うしらく(@ushiraku)です。どもー!
躁うつ病(双極性障害)歴6年のぼくは、障害オープンで働いています。
直近で言うと、2017年5月~10月末までの約5ヶ月間、就労継続支援B型事業所に通っていました。
いわゆる、『B型作業所』に通所して仕事をしていたんですね。
で、この作業所についての情報ってネット検索しても、あまりヒットしません。
なので、ぼくの実体験を元に、B型作業所について分かりやすく説明していきます。
1.就労継続支援B型事業(B型作業所)とは?
ざっくり言うと、就労継続支援事業にはAとBの2種類に分かれます。
今回の記事はB型についての情報をメインに書くので、A型については別の機会に触れますね。
就労継続支援B型事業(B型作業所)は雇用契約を結ばない働き方
通常の事業所に雇用されることが困難であって,雇用契約に基づく就労が困難である者に対して行う就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援事業のこと。
就労継続支援どっとこむより引用
B型作業所は、雇用契約を結ばない働き方です。
簡単にいうと、1日1~4時間の短時間を「軽作業」しながら仕事します。
雇用契約を結ばないので、その分「貰えるお金」も少ないです。
2.就労継続支援B型事業(B型作業所)の工賃は日給計算
ここで注意しておいてほしいのが、B型作業所での給与は「日給」での計算となります。
ぼくが通っていたB型作業所は、日給1000円でした。
なので、
- 1日4時間働いても1000円
- 1日2時間しか働かなくても1000円
という計算になります。
ぼくの場合だと、週4日勤務して、1ヶ月の工賃が1万円くらいでした。
3.就労継続支援B型事業(B型作業所)ではどんな仕事をするの?
作業内容は、事業所によってかなり違ってきます。
ぼくが通っていたB型作業所では、「電化製品に使うパーツの梱包作業」がメインでした。
単純作業に見えて、やってみると意外と難しかったですね。
ぼくは手先が不器用なので、細かい手作業が苦手でした。
就労継続支援B型事業(B型作業所)での「軽作業」の内容は事業所によって違う
他のB型作業所に行ったことがないので詳しくはわからないのですが、「袋詰め系」の作業が多いみたいですね。
ぼくが聞いたやつだと、お茶っ葉を袋詰めする事業所もあるみたいだし。
事業所によって特色が異なるので、あらかじめ見学に行くことをオススメします。
4.就労継続支援B型事業(B型作業所)の利用者さんはどんな人がいるの?
ぼくがB型作業所に通う前に一番不安だったのは、「どんな利用者さんがいるんだろ?」という点です。
利用者さんの障害の分類
基本的には、3障害全てを受け入れる事業所が多いようですね。
- 身体障害者
- 知的障害者
- 精神障害者
ただ、これも事業所によって特色が異なるので、一概には言えないんですよね。
ぼくが通っていたところは、精神障害者がメインでした。
利用者さんの年齢層
利用者さんの年齢層も、かなりバラつきがありますね。
ぼくが行ってたB型作業所では、
- 20代が7割
- 30代が1割
- 40代が1割
という配分でした。
まぁ、利用者さんの入れ替わり(入所・退所)があると、年齢層の割合もガラッと変わるんですが。
5.就労継続支援B型事業(B型作業所)に通う目的は人それぞれ
ぼくは、ぶっちゃけると「リハビリ目的」でB型作業所に通っていました。
というのも、ぼくは2016年の7月から2017年の1月までの半年間、大ケガで入院していたんですね。
で、退院直後はケガの後遺症もあって、体を動かすのに制限がありました。
だから、まずはB型作業所に半年くらい通って、少しずつ「日中活動の時間」を増やそうと計画していたんです。
おかげさまで、ケガの後遺症は大きく快復し、日中も元気に過ごせるようになりました。
あと、コミュ症も少し治った気がします(笑)。
6.就労継続支援B型事業(B型作業所)を利用するには、最寄りの役所へ相談しよう
ここまで長々と書いてきましたが、最後に注意事項をひとつ。
就労継続支援B型事業を利用するには、最寄りの役所の『障害福祉担当窓口』で相談する必要があります。
「障害支援区分認定」などを決める必要があるからですね。
この辺は、窓口で相談して、あなたの今の状況をちゃんと話してみて下さい。
うしらく的まとめ
さて、もう一度まとめて終わりにしましょう。
- B型作業所は日中活動をするのに適している
- 工賃はお小遣い程度だけど自信につながる
- 肉体労働的な作業は、ほぼない
- 利用者層は作業所によってバラバラ
- B型作業所の利用目的も人それぞれ
という感じですかね。
ぼくがB型作業所で働いてみて思ったのは、
そう気付かせてくれたのが、B型作業所での半年間でした。
今、B型作業所への通所を検討しているあなたは、ぜひ一度最寄りの役所(障害福祉担当窓口)に相談に行ってみて下さいね!