うしらくです、どうも!
あなたは、「メンタル疾患があっても自立する」ことについて、どう思ってる?
ぼくは2年くらい前から、LINE@の方でお悩み相談にのることが多いのだけど、「自立」についての悩みが多く寄せられる。
- ひとり暮らしできるか不安
- 早く親元を離れたいと焦ってる
- 自分の病状が治るか不安
と、このような悩みを抱えている人が、非常に多い。
ぼく自身、双極性障害を患って7年が経ち、それと同じ年月を「ひとり暮らし」して生きてきた。
そんなぼくから言えるアドバイスは、
に尽きる。
みんな、深く考えすぎだと思うので。
で、そういった視野が狭まってるときこそ、ぼくは読書をオススメしたい。
なぜなら、読書をすることで色んな価値観が得られるから。
今回は、「メンタル疾患を克服して自立したい人」にこそオススメな本を、厳選して紹介します。
夫の扶養からぬけだしたい
あなたは、以下のような悩みを抱えてませんか?
- お金がないから自立できない
- 時間がないから副業できない
- どうせ自分なんてダメなやつだ
自分に対して否定的・自虐的な考え方に陥ると、何も行動ができなくなってしまう。
でも、ずっとそうやって思考停止していたって、物事は何も解決しない。
本書の主人公は、ろくに社会人経験もなく家事・子育てに追われる、ただの専業主婦。
ある日、夫との価値観の相違を機に、夫と離婚することを決意。
でも、お金がないから、子どもと一緒に家を出ていくことも叶わない。
ならば、自分でお金を稼げるようになって、まずは「夫の扶養からぬけだす」ことを目指すことにした。
でも、なかなかうまくいかず、主人公の心は何度も折れかかってしまう。
果たして、主人公は夫の扶養からぬけだすことができたのか?
本書を読むと、「メンタル疾患があるから自立できない」という価値観が、180度変わります。
これから自立したい人、特にひとり暮らししたい人にこそ、読んでほしい一冊です。
美大とかに行けたら、もっといい人生だったのかな。
かつて、双極性障害を患った当初のぼくは、
と、毎日ずっと自分を責めてたし、ずっと後悔していた。
本書は、作者の実話を元にした、実体験コミックエッセイ。
「イラストレーターになりたい」という夢を持っていた主人公は、紆余曲折を経て、イラストレーターになった。
でも、実際にイラストレーターとして仕事を始めると、思っていたのと全然違った。
そして、「美大出身の先輩・同僚」と比べ、自分の才能のなさにぶち当たってしまう。
当初は、自分の才能のなさを「美大に行っていないせい」にしていたけど、とある日を機に「自分は自分のままでいい」と考えられるようになり、以降は仕事が楽しくなった…というストーリー。
ぼく的に一番参考になったのは、「自分の才能のなさと折り合いをつける思考法」について。
作者が自分の実体験をもとに「こういう考え方をしたら楽になれるよ!」ってのをかなり具体的に描いてくれてるので、すんなりと受け入れられた。
今、自分自身の過去や現在を責めている人にこそ、読んでほしい一冊です。
やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫)
ひとり暮らしをしようと思ったとき、ついやりがちなことがある。
それは、「完璧」を求めてしまうこと。
ぼくは26歳までずっと、実家暮らしをしてました。
そんなぼくがひとり暮らしをしたのは、家族間でのトラブルが原因でした。
まぁ、ほぼ勢いで家を追い出されたわけなんですが、当初はひとり暮らしに対して不安しかなかったです。
その理由は、ひとり暮らしに「完璧」を求めていたから。
- 料理ができるようにならなきゃ
- 掃除・洗濯をキレイにしなきゃ
- きっちり節約しなきゃ
ひとり暮らしをして7年経つ今思うことは、別に家事なんて「ずぼら」でいいということ。
今の時代はコンビニも弁当屋もあるし、ネットショッピングだってできる。
また、ゴミ屋敷にさえならなければ、家事全般をサボってもいいんです。
と、こういう「ずぼらで家事をする」考え方を教えてくれたのが、本書でした。
特に一番参考になったのは、掃除機を捨ててクイックルワイパーで掃除を完結させること。
毎日、床掃除をワイパーがけしてたら、そこまで汚れないんですよね。
「ひとり暮らし、あれもこれもしなきゃ…」と頭を抱えている人にこそ、この本を読んで、楽な考え方を身に着けてほしいです。
34歳無職さん
「無職」と聞くと、ネガティブなイメージを持ってませんか?
実際、ネット上ではニートとか無職、引きこもりに対して、差別的な意見が飛び交ってます。
でも、仕事を辞めるきっかけなんて人それぞれ違うし、別に他人に迷惑かけてなかったらいいじゃないですか。
ぼく自身、双極性障害になって以降の3年間は仕事をせずに、療養しながら暮らしていました。
当時は、傷病手当金や失業給付金などをやりくりして、カツカツで生活していた。
本書の主人公は、会社が倒産してある日突然、無職になります。
で、その時主人公はポジティブな意味で「1年間は何もせずに暮らそう」と決意するんです。
実際、作中で主人公は、特に何もせず暮らしています。
- スーパーに食材を買いに行くだけの話
- 掃除機を買い換えるだけの話
- 梨の皮をむくだけの話
など、一話完結のストーリーの中で、マジで特に何もしないんです(笑)。
でも、だからこそ学べる部分もあって。
現代は、ネット・SNSが発達し、インフルエンサーなるものの発信に触れる機会が多いです。
で、彼らの「好きなことで生きていく」というメッセージに毒され、毎日何かに追われて生きてる人もいる。
そんな堅苦しい考え方を一掃してくれるのが、本書だと思っています。
「人生に焦りを感じてる人」にこそ、読んでほしい一冊ですね。
パニくる!? パニック障害、「焦らない!」が効くクスリ。
2019年5月半ば、ぼくは急に「過呼吸」になりました。
その過呼吸が原因で、「2回」も救急搬送もされています。
詳しい原因は分からないんですけど、おそらくパニック発作的なものが、過呼吸のトリガーになってるっぽい。
こういう突発的な発作が怖くなったぼくは、とりあえず自分の病状について、知識を得ることにしました。
そんな折に読んだのが、本書です。
本書は作者の実体験を元に描かれており、パニック障害の基礎知識から対処法まで、めっちゃ勉強になります。
作者はパニック障害になる前は、友人と都会でルームシェアをして生活をしていました。
が、パニック障害が悪化し始めてからは、田舎の実家で暮らすことになった。
実家暮らしだとお金を気にせず療養はできるけれど、逆に「いつ治るの?いつ社会復帰するの?」と、痛い視線を感じることが多いようです。
まぁ、それでも病状しないことには、社会復帰しても、より悪化するだけですからね。無理しない方がいい。
病気療養・休職中で、
- 実家暮らしするか
- ひとり暮らしで頑張るか
を悩んでる人にこそ、本書を一読してほしいです。
あなたの「選択」を、後押ししてくれることでしょう。
それでも親子でいなきゃいけないの?
日本では、家族において「血縁」を大事にしますよね。
ぼくは、家族とは絶縁していて、もうかれこれ7年間も音信不通にしています。
きっかけは、
- 母の借金問題
- 弟からの暴力
でした。
弟からの暴力に関しては、刑事告訴までしました。
で、その時、担当の警部補から言われたんです。
いやいやいや。
ぼくは断固としてNOと言い、刑事告訴の手続きを進めることに。
で、この時思ったのが、
と。
ぼくはあの時の判断(刑事告訴)は間違ってなかったと思うし、今でも後悔はしてません。
で、ぼくのそういった一般常識から外れた「家族観」を肯定してくれたのが、本書でした。
ぼくは本書を読みながら、涙腺がゆるみました。
「無理してまで、家族でいなくてもいいんだよ」って、そんなメッセージをもらえた気がして。
毒親や暴力をふるってくる家族で悩んでる人には、ぜひ本書を読んでみてほしい。
そして、できることなら一刻も早く、家族の元から巣立ってほしいですね。
ママの推しは教祖様 ~家族が新興宗教にハマってハチャメチャになったお話~
うしらく家は無宗教だった為、宗教絡みのトラブルはありませんでした。
ただ、社会人になって、友人や職場の同僚から宗教の勧誘をうけることが、多々ありました。
実際、とある新興宗教の施設まで、同行させられたしね。
なんか人間関係で難しいというか面倒なのは、価値観を押し付けられることなんですよね。
的なことをゴリ押しで言ってくるので、うざいんですよ。
まぁ、それでも、うしらく家自体は無宗教だったので、まだマシでしたが。
本書は、作者の母親が「ガチの信者」であり、所属先の宗教にお金をガンガン払ってたみたいです。
で、そのおかげで家はいつも貧乏で、家庭仲も悪くなり、離婚もした。
本書はギャグタッチに描かれてますが、実際はかなり揉めたんじゃないかな。
もしかしたら、あなたは今孤独でメンタル的にダウンしているのかもしれません。
が、宗教にだけは逃げてはダメです。
まぁ、あなたが宗教に走るのを止めはしないけど、弱ってるときに手を差し伸べてくれるのは、大体が「騙そうとしてる人」ですから。ぼくの体感的に。
また、家族や周囲の人が宗教関連で迷惑をかけてくる時は、一刻も縁を切りましょう。
本書のように、宗教で家庭がハチャメチャに壊れてしまう前に。
うしらく的まとめ
今回紹介した本は、主にコミックエッセイでした。
作者の実体験を元に描かれたコミックエッセイは、色々と勉強になるんですよね。
- 絶望的な問題との向き合い方
- トラブルを解決する方法
- メンタルを強くもつ方法
など、たくさんのエッセンスを吸収できるので。
また、人の数だけ人生観が違うので、視野が広がります。
どうしても、メンタル的にダウンしてるときって、
と、嘆きがちです。
でも、世の中を見渡してみたら、人生のドン底から這い上がってきた人はたくさんいる。
そして、そういった「人生逆転劇」を見ることで勇気づけられるし、「自分ももうちょっとだけ頑張って見ようかな」と思えるようになります。
今、「メンタル疾患と自立」について悩んでいるあなたは、ぜひ一度視野を広げてほしいです。
そのための手段として、ぼくは読書をオススメします!