【自殺レポ完】あの日、自殺未遂してから1年。今ぼくが思う3つのこと

うしらく(@ushiraku)だ。ども!

ぼくが自殺未遂をしてから、今日で1年が経つ。

で、約1年経った今のぼくが思うことを3つ、ここで振り返っておきたい。

1.自殺なんかしなけりゃ良かったという後悔の念

まず、一番思うのは「自殺なんかしなけりゃよかった」という後悔。

ぼくの場合、高さ20メートルの崖から飛び降りたので、骨折による後遺症が残っている。

なので、今の日常生活を送る上でも、右手で重いものは持てないし、右足が痛むので階段の昇り降りが大変。

元の体に、飛び降りる前の「健康な体」に戻りたいと毎日のように思っている。

飛び降りた記憶が、毎晩のようにフラッシュバックするつらさ

また、後遺症だけでなく、フラッシュバックもつらいところだ。

ぼくは慢性的な不眠症が元々あるのだけど、そういった眠れない時間は「崖から飛び降りた瞬間」を思い出してしまう

あの記憶は1年経った今でもハッキリと覚えてるし、今後も色褪せることはないと思う。

  1. 崖から飛び降りた瞬間も
  2. 死に損なって夜の砂浜で10時間過ごしたことも
  3. 骨折の痛みで3日3晩眠れなかったことも

全て自分がやったことなので自業自得なのだけど、このフラッシュバックはなかなかつらいものがある。

2.ぼくは「ぼっち」なんかじゃなかったという気付き

ぼくが自殺を図ったのは、恋人にフラれたのが引き金だった。

まぁ、今思うとしょうもないことなんだけど、躁うつ病をカミングアウトしたのが原因でフラれたのがショックだったんだよね。

で、フラれた直後からぼくはハンパない孤独感を感じ、自分は世界から隔絶された「ぼっち」だと思い込んでしまった。

悲劇のヒロインきどりで、自分は世の中から孤立していると心をふさぎ込んでしまったのだけど。

でも、実際にはそんなことはなく、ぼくはこの一件で色んな人から助けていただいた

世の中そんなに捨てたもんじゃない。人の善意はとてもありがたいものだ

ぼくは、半年間の入院中にたくさんの方々に、迷惑も心配もかけてしまった。

  • 救急車を呼んでくれたおじいちゃん
  • 救急隊員の方々
  • 医師や看護師さん
  • 理学療法士さん
  • 友人や仲間

色んな人のおかげで、今のぼくは生きていられている。

ぼっちだと思い込んでいたぼくだけど、実際には周りを見渡してみると支えてくれる人はたくさんいた。

どんなに孤独感を感じてる人でも、一人で生きてる人というのは実はいないのではないか。

ぼくはこの入院生活を経て、そう実感している。

3.自殺に関する記事がきっかけで、出会いの幅が広がった

ぼくは当初、自分が自殺を図ったことをブログに書く予定はなかった。

なぜなら、ネットで炎上したり叩かれたりするのが怖かったから。

でも、とある人から背中を押してもらったのを機に、ぼくは自殺に関する記事を書くことにした。

そしたら、じわじわと反響が出始め、ブログのお問い合わせ欄やLINE@にメッセがくるようになった。

「うしらくさんのブログを読んで、自殺を踏みとどまりました。」

こういったメッセが、この半年間で数件寄せられている。

これは、本当に予想外だったというか。

こういうメッセを見ると、自殺未遂に関しての記事を書いて良かったなと思えるようになった。

ABOUTこの記事をかいた人

「うつ予防」の悩み相談屋。25歳で躁うつを発症し、自殺未遂→日本のうつ・自殺問題について海外テレビから取材→リハビリ生活を経て社会復帰→年間100件以上の人生相談にのりながら、「うつにならない社会」を作るために情報発信をしています。