躁うつ病(双極性障害)のぼくが自殺未遂してから社会復帰するまでの3つのステップ

うしらく(@ushiraku)です。どもー!

2017年も、いよいよ年の瀬。

年の終わりに際して、ぼくの今年1年間を振り返ってみることにしました。

まぁ、今年はとにかく「激動の1年」でしたね。

ぼくにとって、ひたすら上昇気流に乗った1年で、想像以上に飛躍できたと実感しています。

なぜかというと、自殺未遂して心身ともにボロボロだったぼくが、社会復帰して働けるようになったから。

うしらく
いや、これには自分でも驚いています。

人生戦略というほど大げさなものではないけど、ぼくは1つだけ心に決めたビジョンの元、今年1年間を生きてきました。

そのビジョンとは、

他人に嫌われたっていいので、『自分が好きなこと』だけをやって生きてやる!

というもの。

このビジョンに従って生きたら3つの収穫があったので、今日はそのことについて書いていきます。

1.ぼくの自殺未遂体験談を、包み隠さずシェアすることにした

ぼくは、2016年の7月に崖から飛び降りて、自殺未遂をしました。

自殺をしようと思った原因は、当時付き合っていた元カノにフラれたから

ぼくの双極性障害を受け入れてもらえなかったのが、とてもショックだったんですよね。

で、崖から飛び降りて大怪我をし、ぼくは約半年間ほど入院しました。

どうにかこうにか骨折が治り、退院したのが2017年1月下旬

うしらく
その日は、大雪が降っていたのを覚えています。

LINE@やメールでお悩み相談にのることが多くなった

自殺未遂の記事がたくさんの人に読まれるにつれ、読者さんからメッセをもらうことが増えてきました。

で、その中でよくいただいたメッセが、

自殺しようと思っていましたが偶然あなたのブログに出会い元気がでました。本当にありがとうございます。

という内容のものが多かった。

上記のメッセージは、実際にいただいたものです。

これにはぼく自身もびっくりしたのですが、それと同時に「ぼくの主張はちゃんと読者に届いてるんだ!」と確信しました。

自殺未遂の記事がきっかけで、海外のテレビ番組に出演した

また、春先には更に驚くべき案件が飛び込んできました。

それは、海外のテレビ番組に出演すること。

で、そのテレビ出演のオファーも、自殺未遂の記事がきっかけだったんですよね。

うしらく
この番組の中でぼくは、日本の自殺問題について当事者目線から語っています。

自分のマイナス面やネガティブ面を堂々と発信することで、未来が拓けた

これら一連の出来事に共通しているのは、「自分にとって黒歴史」な記事が、巡り巡って誰かの役に立っているということ。

普通なら自殺未遂のこととか、双極性障害のカミングアウトが失敗した話などは、誰にも言いたくない出来事です。

でも、ぼくの場合はあえてブログで発信することにより、想像だにしていなかった未来を手に入れることが出来ました。

自分のマイナス面やネガティブ面を包み隠さずオープンにすることが、ぼくにとっての大切な戦略かなと、このときから思い始めましたね。

2.精神障害者だからこそ、障害オープンで就労することにした

ぼくは以前、障害をオープンにして働いていました。

働いていた期間は、2014年5月~2016年5月までの2年間ですね。

この時、ぼくは精神障害をオープンでパートタイム雇用として働いていました。

やはり、「障害を隠さなくていい」というのは、すごく気楽ですね。

上司や同僚に「うそ」をつかなくていいので、ストレスフリーに働けましたよ

自殺未遂してからの退院後、日常生活を取り戻すために必死だった

退院後のぼくは、すぐには働けない状態でした。

なぜなら、ぼくの体力は自殺未遂する前の半分以下まで落ちていたから。

骨折した右手右足の回復が遅れていた

まず、骨折により、

  • 右手の可動域に制限があり、タイピングに違和感
  • 右足のかかとの骨が痛むため、歩くと痛みがでる

この2点が、日常生活を送る上で乗り越えなければいけないハードルでした。

なので、約4ヶ月間ほどかけて、少しずつ日中活動の範囲を広げていきました。

リハビリ目的のため、B型作業所で働くことにした

いきなり会社でバリバリ働くのが無理だと思ったので、まずは小さなハードルからクリアしていく計画を立てました。

で、そこで選んだのが、B型作業所

正式名称は、『就労継続支援B型事業』といいます。

毎日短時間の軽作業をして、工賃を稼ぐ毎日

B型作業所でする仕事は、いわゆる軽作業です。

ぼくがやったのは、電化製品に使うフィルターの袋詰めなどでした。

1日2時間の勤務で、工賃は日給1000円

月額で12000円くらいの工賃を稼いでいました。

うしらく
ぶっちゃけ、作業所で得られるお金は、かなり少ないです。

でも、ぼくの場合は日中活動及び他者とのコミュニケーションの練習を目的としていたので、約5ヶ月間通所しました。

B型作業所について詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみて下さい!

バリバリ働くため、A型作業所に転職した

B型作業所での仕事に物足りなさを感じたぼくは、自分のスキルアップ向上のため、A型作業所に通うことにしました。

A型作業所は雇用契約を結ぶ働き方のため、一般企業での就労に近い環境で仕事をします

給与もパートタイム雇用なので、一般企業でパートするのと同じくらいの金額です。

仕事の内容はかなりレベルが高く、環境に慣れるのには時間がかかりそう

パートタイム雇用とはいえ、任される仕事のレベルはめちゃくちゃ高いです。

ぶっちゃけ、正社員の仕事よりも難易度高い仕事も多いですね。

うしらく
今の職場にはまだ慣れてなくて、色々とグチもありますが(笑)。

それでも、1年間くらいこの会社で働いて、ゆくゆくは一般企業での就労を視野に入れています

3.今後の展望:精神障害者だからこそオープン就労で正社員として働く!

ぼくが将来的に目指しているのは、一般企業で正社員として働くこと。

もちろん、障害者雇用の枠でのオープン就労です。

なぜ、正社員を目指しているのか?

答えは、「安定した固定収入がほしいから」

まぁ、正社員になったからといって「安定」や「安心」が手に入る保証はありません。

うしらく
もしかしたら、不景気になってリストラされるかもしれんし。

それでも、今のぼくの生活費は、基盤としてまだまだ弱いです。

精神障害があっても「余裕」のある暮らしがしたい!

現時点でのぼくの生活基盤は、

  1. 障害厚生年金
  2. パートタイム給与
  3. ブログ収益

の3つで成り立っています。

ただ、この収入だと、毎月かなりカツカツなんですよね。

うしらく
節約家のぼくでも、さすがに今の生活基準をあと何年も続けるのは無理。

もっと余裕のある暮らしがしたいし、週末は外食だってしたい

とまぁ、これらのことを実現させるためには、毎月安定した収入が必要なんです。

なので、2019年1月以降は、正社員として働くことを目標にしています。

うしらく的まとめ

2017年は、本当に激動の年でした。

しかも、ぼくが想像してたよりも順調に社会復帰できたのが、自分でも信じられません。

ただ、ぼくの成功の秘訣をあえて言うならば、

小さなハードルを一つずつクリアしていった

ことだと思います。

退院していきなり正社員を目指すのではなく、B型作業所やA型作業所でリハビリしながら社会復帰してったのが、正解でしたね。

なので、今復職などで上手くいっていないあなたは、とりあえず理想(ハードル)を下げてみてはどうでしょうか?

うしらく
理想が高ければ高いほど、それが叶えられない時のショックは大きいです。

でも、小さなハードルからクリアしていき、その先に大きな理想までたどり着ける計画にしとけば、そこまで無理せず達成できます。

自殺未遂でボロボロになったぼくですら道は拓けたので、あなたならきっと大丈夫です。

ぼくもこれから自分の進むべき道に向けて前進していくので、あなたも一緒に一歩前へ進んでみませんか?

うしらく
きっとその先には、素晴らしい未来が待っていますよ!

ABOUTこの記事をかいた人

「うつ予防」の悩み相談屋。25歳で躁うつを発症し、自殺未遂→日本のうつ・自殺問題について海外テレビから取材→リハビリ生活を経て社会復帰→年間100件以上の人生相談にのりながら、「うつにならない社会」を作るために情報発信をしています。